まさかなぁと思って相談してみたら、まさかの過払い金120万円ありました。 全ての払いが終わっていた…
過払い金請求を依頼する際の手数料は?相場はいくらくらい?
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2018.07.05
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手数料の相場とは?
手数料とは?
手数料は弁護士や司法書士に支払う報酬です。過払い金の請求を依頼した場合には必要です。過払い金の請求に関する手数料には、報酬金、着手金、相談料の3つがあります。着手金は、過払い金の有無や返金される金額の大小に関わらずに支払うものです。
相談料は弁護士や司法書士などの専門家に相談する際に必要な報酬です。報酬金は、過払い金が返金されたときにその一部を報酬として支払うものです。
過払い金の請求のときに、すでに完済されていて借金が無い人の場合は着手金が無料であるケースが増えています。相談料も、過払い金の請求に関しては無料であることが多くなっています。報酬に関しては、基本報酬と成功報酬の2種類があります。
基本報酬は過払い金請求を行うときに、1件当たりにかかる費用です。調査から交渉までにかかる費用と思ってください。成功報酬は、過払い金の請求によって借金が減額されたり、返金されたり成功した場合に発生する報酬です。
手数料の相場
過払い金の請求を依頼したときの手数料の相場は、いくらくらいかかるのでしょうか。せっかく過払い金が見つかり返金されたとしても、手数料で赤字になってしまうなら請求を依頼しないほうが良いですよね。案件や事務所ごとに報酬は異なりますので一概にいくらとはいえませんが、相場は知っておきたいでしょう。
相談料に関しては、通常であれば1時間で5,000円~10,000円というのが相場です。ですが、過払い金請求の場合には無料であることも多いです。事前に電話などで相談料については確認しておきましょう。
着手金についても、今は無料で行っているところが増えています。司法書士では取らないことも多いですが、弁護士では着手金が発生する事務所もあるようです。着手金がかかる場合の相場としては、10,000円~20,000円となっています。
基本報酬は、完済している場合無料になることもあります。返済中の場合は、一件当たりで基本報酬が発生します。相場としては50,000円程度です。完済している場合でも基本報酬を取る弁護士もいますので、料金はしっかりと確認しましょう。
手数料の中で一番多いのが成功報酬です。この成功報酬は、和解の場合15%~20%となっていて、訴訟の場合25%程度になることが多いです。
また、その他に返済中の場合に利息制限法の上限で再計算した結果、借金が減額された場合にそれに対して減額報酬を取られることもあります。相場は10%となっています。 成功報酬以外でかかる手数料は、多くて80,000円ほどが相場となっています。
手数料は成功報酬が大半!
成功報酬とは?
過払い金の請求に対する手数料の多くは成功報酬です。成功報酬は、過払い金が無事に回収できた場合に回収できた金額の一部を報酬として請求されるものです。回収できた金額が増えるごとに、成功報酬は増えるのが一般的です。というのも、成功報酬は回収できた金額のパーセンテージで決められるからです。
和解で過払い金を回収した場合は、時間もかからないため報酬も安くなります。一方で訴訟までもつれた場合には、その分時間もかかるので報酬も高くなります。一般的には、和解と訴訟との報酬の差は5%くらいです。
和解と訴訟での回収の違いについて
訴訟をした方が回収できる金額も増える事もあるので、一概にどちらが良いのかはケースバイケースです。業者によっては訴訟でしか解決できない場合もありますが、訴訟をすると時間と弁護士費用が余計にかかるので早めの和解で解決したいのが本音です。
和解で解決した場合、早期解決が基本です。そのために過払い金は80%~90%となることが多いです。資金繰りに窮している貸金業者であれば、さらに割引されることもあります。しかしながら、倒産してしまっては元も子もないのである程度の減額はしょうがないところです。
訴訟で解決する場合は、和解するよりもたくさんの過払い金を回収できることがあります。もちろん業者によっては、体力的に無理な場合もあるでしょう。ケースバイケースではありますが、一般的には訴訟を起こすことで100%の過払い金を回収できる可能性は高まります。そこは依頼した法律事務所の方々の力によります。
回収できる金額が増えるならば、訴訟の方が良いと思うかもしれません。その分時間がかかることと、手数料が増えるので最終的に手元に戻る金額はやってみた結果減ってしまう可能性もあります。5%の報酬が上乗せされるので、5%以上の上積みがなければ訴訟まで起こさないほうが、得です。ただ、やってみなければ分からないこともあるので専門家とよく相談して決めましょう。
特に急がない、1円でも多く取り戻せるならそれにかけてみたいという人は訴訟してみるのも良いですし、早めに解決したい人なら、90%でも返金されれば良いと思えればそれで手を打つのもありです。人それぞれに考え方はありますし、弁護士や司法書士さんの力もありますのでよく相談して決めたほうが良いでしょう。
手数料は成功報酬のパーセントだけで見てはいけない!
過払い金でかかる手数料
手数料の多くは成功報酬になります。ですので、成功報酬が安い方が基本的には手数料は安くなります。ただし、成功報酬以外に基本報酬や着手金を取る事務所もあります。成功報酬のパーセントだけで、こっちの方が安いとはならないので注意が必要です。
成功報酬は相場が20%なのですが、手数料は成功報酬18%+20,000円とうたっているところがあります。着手金も基本報酬も取らずに、成功報酬のみの場合と比べるとどちらが安いのでしょうか?この場合、回収できる過払い金によって全く違ってきます。回収できた過払い金が100万円だった場合には、成功報酬20%のみの場合には、80万円が返金されます。
一方で、18%+20,000円の場合も、同額の80万円が返金されます。ところが、100万円を超える場合には、20%の業者の手数料が増えますが、100万円未満の場合には、18%+20,000円の報酬の業者の方が高くなってしまうのです。
成功報酬は最後まで分からない
成功報酬は実際に回収できる金額によって変わってしまうため、成功報酬だけでは手数料が安いのか高いのかわかりにくくなっています。一般的に借金の額が多くて、取引期間がとても長い人ほど過払い金は多くなります。また、利息が高い業者で借りていた人も過払い金は多くなります。そのため、過払い金が多く回収できる可能性があるのです。
回収できる過払い金が増えれば、成功報酬のパーセンテージが効くので低い業者を選ぶべきです。過払い金が少なそうな場合には、成功報酬のパーセンテージが高くてもそれ以外の報酬が無ければその方が得になるのです。調査をして過払い金がいくらあるのかを知ったら、依頼する業者をしっかり見極めましょう。
依頼する法律事務所を選ぶときの参考に!
手数料は法律事務所によってまちまちですし、案件によっても変わります。HPに記載されている場合には、それを参考にすると良いでしょう。しかし、書かれていない報酬や、考えていなかった報酬が別途かかる可能性もあります。手数料については事前に確認をきちんとしておきましょう。法律事務所を選ぶ際には、報酬についてしっかりと丁寧に説明してくれるかどうかも参考になります。
いくら安くても、ずさんな対応だったらやはり依頼しにくいものです。手数料が全てではありませんが、ひとつの目安として相場よりも安いのはそれなりの理由があるのです。企業努力だけではない可能性もあるので、吟味して失敗のないようにしてください。
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